Atelier Filondor

ネックレスとリングを溶かして新しいリングへ|成形と石座加工

ネックレスとリングを溶かして新しいリングへ|成形と石座加工

 

クラフトマンの山崎です。

前回に続き、ネックレスとリングを溶かして新たなリングへ作り変える工程をご紹介します。

■ リングの形に整える

 

溶かして固めた金属(地金)は、そのままでは使えないため、まずはリングの形に整えていきます。

使うのは「ローラー」という道具。見た目は製麺機のようですが、金属を押し伸ばして、幅や厚みを少しずつ整えるためのものです。

 

18金はバーナーで温めると柔らかくなり、加工しやすくなります。

ただ、加熱すると表面が黒く変色します。これは空気中の酸素と反応して起こる自然な現象で、品質には問題ありません。

 

 

その後、「芯金(しんがね)」という棒に沿わせながら、丸く曲げてリングの形にしていきます。

このとき、力のかけ方にムラがあると歪みの原因になるため、均一に整えることが大切です。

■ 石が入る部分を作る

 

リングの形ができたら、次は石を取り付けるための土台づくりです。

 

まず、石が入る位置に印をつけ、削る場所をはっきりさせます。

 

その後、ヤスリなどで少しずつ削り、石がぴったり収まるように調整していきます。

ここは見た目の美しさだけでなく、石がしっかり固定されるかどうかにも関わる重要な工程です。

ほんのわずかなズレでも仕上がりに影響するため、慎重に作業を進めます。

 

次回は、石を留める工程と仕上げについてご紹介する予定です。