Atelier Filondor

ネックレスとリングを溶かして新しいリングへ

ネックレスとリングを溶かして新しいリングへ

 

クラフトマンの山崎です。

今回は、ネックレスとリングを材料にして、新しいリングへ作り替えるジュエリーリフォームの工程をご紹介します。

使わなくなったジュエリーでも、地金を溶かして形を変えることで、また新しいジュエリーとして生まれ変わります。

今回はネックレスとリングの腕部分を溶かし、新しいリングの材料として使っていきます。

 

・ネックレスから不要なパーツを外す

まずネックレスから、貴金属ではないパーツを取り外します。

ネックレスの留め具である引き輪の中には、小さなバネが入っています。

このバネは貴金属ではないため、そのまま溶かしてしまうと溶けずに表面に浮いてきてしまいます。

そのため、溶解する前にしっかりと取り除いておきます。

こうした細かい下準備も、きれいな地金を作るためには大切な工程です。

リングの石座を切り取る

 

次にリングの加工です。

 

リングには宝石を留めるための「石座」という部分があります。

この石座は後の工程で使用するため、リング本体から切り取っておきます。

今回溶かすのは、リングの腕の部分だけになります。

 

・金属を溶かす

不要なパーツと、後で使うパーツを分けたら、いよいよ溶解です。

地金を溶かして、一度金の塊にまとめます。

金の融点はおよそ1000℃ほどになります。

ガスバーナーでも溶かすことは可能ですが、より高温の炎を出せる酸素バーナーの方が僕は作業がしやすいため、酸素バーナーを使用しています。

溶けた金はひとつの塊となり、ここからまた新しいリングへと加工していきます。