Atelier Filondor

オパールリングの磨き直し

オパールリングの磨き直し

 

こんにちは、クラフトマン加藤です。

オパールのついた金の指輪をお預かりしました。今回は、こちらの指輪の磨き直しを行っていきます。

オパールのモース硬度は5.5〜6.5です。

宝石の中では比較的柔らかい石のため、日常生活の中で少しずつ傷や擦れが入りやすい特徴があります。

お預かりした指輪も、最初に見られたオパールのつやが細かな傷によって少しくもって見える状態でした。

 

 

まずは石の状態を確認し、傷の入り方に合わせて研磨工具を選定していきます。

粗目の研磨から始め、少しずつ細かい工程へと進めながら何度も手をかけて磨いていきました。

 

一度で仕上がる作業ではないため、様子を見ながら丁寧に進めています。

磨きが進んでくると、オパール特有の遊色効果が徐々に現れてきます。
今回の石は左側に特に強く色が出ていますね。

 

 

見る角度によって表情が変わるこの色合いは、ひとつひとつ違っており同じものは二つとありません。

この唯一無二の表情は、オパールならではの魅力だと感じます。

石の磨き直しについてですが、傷をすべて完全に取り除くことはしていません。

すべての傷を無くそうとすると、その分研磨量が増えてしまい石に負担がかかってしまいます。

 

これからも長く安心してお使いいただけるよう、必要な分だけを見極めながらほどよいところで磨き上げました。

続いて金のリング部分についてです。

 

石の磨きと合わせて、リング部分も全体の状態を見ながら磨き直しています。長年のご使用で出ていたくすみや細かな擦れを整え、金本来の明るさが感じられる仕上がりになりました。

 

 

全体の磨きが終わり、つやのある指輪に仕上がっています。また日常の中で、たくさん使っていただけたら嬉しいです。

この度は大切な指輪をお任せいただき、ありがとうございました。